毎年恒例のM1グランプリが2023年12月24日に開催されました。
決勝に残ったのは3組。その中で、さや香の決勝ネタが話題になっています。
どんな漫才だったのでしょうか?
【2023年M1】さや香の決勝ネタが話題に!
2023年 M1 最終決戦に残ったのは3組。
決勝ラウンドは、ファーストラウンドの点数が低かった順に登場しました。
登場順
- 令和ロマン
- ヤーレンズ
- さや香
1組目の令和ロマン、2組目のヤーレンズ、ともに会場内に大きな笑いが起きていました。
そして最終演者は さや香。
決勝での さや香のネタに、会場は頭を悩ませました。
さや香の決勝ネタ「見せ算」
決勝のネタをひとことで言うと “難しかった”
頭を使い、考えながら見ないと分かりにくい内容でした。
ファーストラウンドのさや香が圧倒的に面白かったため、決勝での期待値が高くなっていました。
「見せ算」どんな内容?
まずは “見せ算” とは?
簡単に説明してから本題に入りました。↓
「四則演算は、令和の時代に4個(足し算、引き算、掛け算、割り算)じゃ少ないと思い“見せ算” を作った。」
「数字と数字を見せ合わせてどう思うか?という計算方法。」
う~ん…。難しい切り口から始まる漫才に、すこし動揺しました。
そこから、さや香の新山さんが “見せ算” の計算方法を ダーッ と話していくのですが、
その内容がややこしく、理解不能。
さや香の新山さんが1人でずっとしゃべっている印象があり、お笑いではなく セミナーのよう でした。
さや香の漫才終了直後、司会の今田耕司さんは、
「攻めたな。最終決戦の2本目でまったく違うものを持ってきた。これは審査員のみなさん、どういう風にとるか。おもしろいですね。」
と評価。
このさや香の漫才ネタ、初見では難し過ぎてよく分かりませんでしたが、2回、3回と見ていくと、なるほど!そういうことか!と気づきがあり、少しおもしろくなってきます。
なぜ決勝にあのネタを選んだのか?
“見せ算” ネタありきだったようです。さや香は大会終了後、こう話しています。
「この決勝ネタをやろうと思ったのは1年前。」
「まずこの2本目のネタが出来上がり、これを決勝でやるために、あとからファーストラウンドを通過できるネタを作った。」
決勝ラウンドについて、さや香 本人の感想
新山は「2本目でホンマにあんまないと思うんですけど…僕結構お客さんの顔見ながらやってたんで。ゼロ笑いの人いました」と全く笑っていなかったお客さんがいたという。「バチって目が合ってゼロ笑い。そんなことある?劇場でもあんまいない」と驚きを隠せなかった。
志らくさんが絶賛
2018年から2022年までの5年間、M1審査員だった志らくさんが、さや香の漫才について語っています。
「過去4回の中で私は1番好きだ」と、これまで見てきた中で一番の仕上がりだと絶賛。「あれを予選でやって、決勝でホームステイネタなら多分優勝。つまり彼らは予選は客を対象に、決勝はプロ(審査員)を対象にネタをやった。勿論(もちろん)どちらもプロが判断するんだけど。意識の問題です」とした。
最終決戦のネタ選定は、さや香の覚悟、漫才のプライドだったのでしょうか。
【さや香】ファーストラウンド 審査員の評価(抜粋)
決勝ラウンドは散々でしたが、ファーストラウンドの評価は上々で、さすがさや香!という内容でした。
題材は “ホームステイ”
審査員の評価は…。
中川家・礼二さん(94点)
「ほんとにイイしゃべくり。中盤、笑いがこなかったところもあったが、さいご盛り返してさすがさや香。」
博多大吉さん(94点)
「相変わらずどんどん展開があって、最後の最後もまた裏切りがありおもしろかった。」
ナイツ塙さん(93点)
「漫才はメチャクチャうまいしおもしろい。ホームステイという題材がピンとこなかったが、ホームステイに対してあんなによく怒れるなというのがだんだん面白くなってきた。」
サンド富澤さん(95点)
「つかみから熱の上げかたがものすごく上手く、純粋にもう1本みたいと思った。」
松本人志さん(89点)
「令和ロマンに90点つけてしまった。低いが(89点)それを超えてないと思ってしまった。」
評判は上々でした。
山田邦子さん、ナイスフォロー?
最後に、山田邦子さんがまさかの 爆弾発言!
優勝が令和ロマンに決まり、優勝賞品の授与後、審査員に感想を求められる場面がありました。
松本人志さん
「令和ロマンは1本目より強いネタを残していた。根性勝ち。2本目の方がパワーがあった。」
中川家・礼二さん
「(松本さんと同じで)令和ロマンが大きいネタを持ってきた。」
そして、最後に山田邦子さん
「もう、さや香が最後のネタ、全然良くなかったと思います。」
だれもが思っていた(?)だろうひとことを、さらっと言ってのけた山田邦子さん。
最後のオチとなり、大爆笑を巻き起こしました。
山田邦子さんらしいひとことでしたが、その真意のほどは?
決勝戦終了直後、インタビューに答えています。
「(投票が)『令和ロマン』『ヤーレンズ』『令和ロマン』『ヤーレンズ』ってなった中で、さや香がなかったじゃない。それがちょっとね」と、さや香が蚊帳の外に置かれている状況を踏まえたものだと説明。「その一言があった方が、さや香も救われると思って。『なんでやねん!』って終われるから」
引用:デイリー
やはり、理由があっての発言だったんですね。
M1 2023年 審査結果一覧
ファーストラウンド
ファーストラウンド 審査結果
1位:さや香(659点)
3位:令和ロマン(648点)
決勝ラウンド
決勝ラウンド 審査結果
まとめ
【2023年M1】さや香の決勝ネタと、得点結果についてまとめてみました。
決勝に残った3組のレベルは高く、どの組が優勝してもおかしくありませんでした。
今後、テレビでもっとさや香の漫才がみたいと思いました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。